Jake Reinhart Exhibition “Laurel Mountain Laurel”
Supported by Deadbeat Club

2022年 4月8日(金) – 4月24日(日)
※初日4月8日(金)のみ18:00 からのオープンとなります。

Opening Reception: 4月8日(金) 18:00 ‒ 20:00
(Deadbeat Club主宰 Clint Woodsideが来日。どなたでも参加頂けます。)

会場: gallery commune

ロサンゼルスのDeadbeat Clubから作品集 “Laurel Mountain Laurel”が出版され、各所で話題を呼んだ アメリカ ピッツバーグ在住の写真家 Jake Reinhartによる日本初個展『Laurel Mountain Laurel』を開催します。
地元 ピッツバーグを流れるヤカゲニー川流域を舞台に、土地の意義とそこに住まう人、植物、動物、全ての命を表現する、川のような大きなうねりを是非ご堪能ください。

—–
“ローレルマウンテンローレル”は不完全な逆さま言葉です。
これは解釈の行為です。
これは翻訳することで失われてしまったものに着想を得たシリーズです。
これは石炭、天然ガス、材木などの天然資源の抽出とそれに伴う土壌汚染、低賃金および不公正な賃金による労働者の搾取、さらには先住民族排除の歴史によって形成されています。
これは土地の意義とそこに住まう人、植物、動物を含む全ての命を表現する試みです。
これは思いやりや慈しみ、悲哀といった詩的表現であるフォークソングや、帝国主義的および強制労働の結果として残された破壊と消し去ることのできないトラウマの歴史の如く重く響く、ドゥームメタルのリフのようなものです。

全ての中心にあるのはヤカゲニー川流域の描写で、 ピッツバーグに住まう私にとって深い意味を持つ場所です。
Youghiogheny(Yawk-uh-GAIN-eee)という言葉は、この地域の先住民族の言葉に由来しており、”4つの流れ”という意味を含みます。
Youghは4を意味し、hennéは流れを意味します。
私は4つの流れに沿って進み、それらがどのように組み合わさるのかを見てきました。
それは同時に4つの主要な概念に言及することでもあるのです。

1)土地の意義とそこに住まう人、植物、動物を含む全ての命に関する明確な表現
2)搾取の歴史
3)翻訳することで失われるものと、失われたままであることへの理解
4)私が写真家として、またこの場所に深いつながりと責任を感じている白人として、これら全てにどのように加担しているのか

4つの流れが一緒に流れてより大きな水域を作り出すことができるように、4つの概念が一緒になって完全な水域を作り出すことができると私は信じています。
—–

Jake Reinhart | ジェイク・ラインハート
アメリカ ペンシルバニア州ピッツバーグ出身の写真家。ピッツバーグ大学で社会学士と法学博士を取得。ドイツのZEITmagazinで毎週フォトコラムを担当するなど、国際的にも注目されている。2021年11月にDeadbeat Clubから出版された”Laurel Mountain Laurel”は、Chris McCall(Pier 24エグゼクティヴディレクター)やEd & Deanna Templeton(アーティスト)、Tim Carpenter(写真家)らから注目すべき写真集として絶賛された。
www.jakereinhart.com
Instagram: @jakereinhart412

Deadbeat Club | デッドビートクラブ
Clint Woodsideが手掛けるアメリカ ロサンゼルス拠点の写真出版レーベル。 Ed Templeton、Vanessa Winship、Kovi Konowiecki、Cole Barashらを筆頭に数多くの質の高い作品集をリリース。自家焙煎のコーヒー豆やマーチャンダイズも人気を博している。
www.deadbeatclubpress.com
instagram: @deadbeatclub